homify 360°: 心地良い距離感で家族が繋がれる家「A of 4C」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
A of 4C, アトリエ ヴォイド・セット一級建築士事務所 アトリエ ヴォイド・セット一級建築士事務所 Pasillos, vestíbulos y escaleras modernos
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家族が住む家は、各家庭によって求められるものが違うでしょう。家族が一緒に過ごせる時間が少ない家庭では、少ない時間でも一緒にいる感覚を感じられるような住まいを求めるかもしれません。また個人の空間を尊重するのを求める場合もあります。今回紹介したいのはアトリエ ヴォイド・セット一級建築士事務所の手がける家。こちらの家では適度な家族の距離感を保てる空間が実現されています。

印象的な外観

今回の建物が建つ敷地があるのは三重県鈴鹿市。そこには住宅街の一角に多くの家が建ち並んでいます。通りの角には箱が集まったような形をした建物が見えます。遠くから眺めると見えるのは、箱の上にある窓や建物を覆うウッドフェンス。どれも四角の形をしており、まとまりを見せています。また、それ以外に装飾的なものはないため、シンプルなまとまりのある外観となっており、道行く人の目を引き付けるでしょう。

家の中心に広がる吹き抜け

このような建物の中心に広がるのは開放感のある吹き抜けです。その周りに配置されたのは個人の部屋、バスルーム、トイレなど。階段や部屋を繋ぐ通路は吹き抜けと接しています。そのため他の部屋に移動する時には、吹き抜けの様子がわかるようになっています。このように本住宅は吹き抜けを中心に構成された家であることがわかるでしょう。

明るく暖かさを感じられる空間

家の中を見渡すと、至る所で木の存在感を感じられます。通路、階段、床、そして天井は木で作られています。壁は白色でまとめられており、白色と茶色に彩られた空間は清潔感と暖かな雰囲気を感じさせるでしょう。そんな空間を満たすのは暖かな陽の光。吹抜けには1階と2階に設けられた大きな窓から、最大限に外の光を取り込むことができるようになっています。そのため、ここでは明るい空間で気持ち良く過ごすことができるのです。

個人の居場所がある家族の繋がりを感じられる家

今回、家の設計を依頼したクライアントが求めていたのは「個を大切にしながらも家族が団欒できる住まい」。その要望に応えて、家族の距離感を保ちながらその繋がりが感じられるようにしています。家族が集まるのは家の中心にある吹き抜け。一方で、その周りには個人の部屋などがあります。そしてトイレやバスルームに向かう際には吹抜けを通るか、それに接する階段や通路を使うことになるのです。そのため一人になれる空間があっても、常に家族のいる吹き抜けを使うことになります。そして家族の気配を感じることができるのです。

心地良い距離感で家族の繋がりを感じる家

最近では家族の繋がりを考えた家が多く建てられています。ただし家族の繋がりが最優先されてしまい、個人の居場所がなくなることもあるでしょう。ここで考えられたのは個人の居場所があり、同時に家族の繋がりが感じられる家。家の中心にある吹き抜けは家族の繋がりを生み出し、その周りに設けられた部屋は、個人の空間を提供します。このような家では、心地良い距離感で家族の繋がりを感じながら生活を送ることができるに違いありません。

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