新たな発見?目線を下げて暮らしてみよう!

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星ヶ丘のリノベーション, Nobuyoshi Hayashi Nobuyoshi Hayashi Salas modernas
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ひょっとしたら、昔から身近に畳のあった日本人には珍しくはない事かもしれませんが、住空間の目線を全体的に落とした空間はどんな景色が広がっているのでしょう。近年では、日本人の体形の変化もあってか、ソファや椅子で過ごす空間が増し、畳の間が無い家も珍しくはありませんよね。例えば目線の低い畳で過ごすような視点、マンションの限られたスペースではどんな住空間を感じることができるのでしょうか。そこで今回ご紹介するのは、とあるマンションのリノベーション事例。NOBUYOSHI HAYASHIが手掛けた空間は、素材の面白みと広がりを感じられるような住空間です。全体的に目線を下げたような生活スタイルはマンション空間を有効に活用できる方法の一つかもしれません。

同じ「座る」も様々な目線。

以前は変哲もないマンションがスタイリッシュな空間へと様変わり。ここはゆったりと寛げるリビングを兼ねた多目的なスペースです。少し落ち着きのある雰囲気を感じるのはトーンを落とした壁面仕上げに木板の床仕上げがしっくり調和しているからでしょうか。床ステップによって生まれるのは空間の面白みでしょうか。椅子に座って過ごす空間と開口の下端に合わせて沿うローテーブルを活かしたリビングスペースは視線を下げたような住空間へと変貌。異なる「座る」から同じ景色を楽しむことができます。

「低め」のコーナー

ローテーブルで組み合わせるコーナー。お気に入りの雑誌や小物が気持ちよく収まるゆとりのスペースです。本を読んだり、好きな時間を過ごすにもしっくりとマッチするペンダントライトが手元を照らしてくれます。こじんまりとしたスペースですが、大きめクッションにデンと座って過ごせば、楽な姿勢で過ごせるワークデスクになるかもしれません。

低い目線で見る景色

開口の下端にたっぷりとしたスペースを設ける事によって生まれる新たな使い道。ありきたりの開口にちょっとした 変化が生まれます。ローテーブルのような存在感あるスペースには絵を飾ったり、ろうそくや植栽でナチュラルなテイストに。ローテーブルの効果もあって目線が落ちる住空間は室内から眺める景色にも変化が生まれます。床に座ってこそ眺められる青い空や近隣の植栽は外部の視線を感じない心地の良い空間です。

こだわりの仕上げや素材

空間の装飾だけでこんなにも雰囲気が変わるものなんでしょうか。敢えてたっぷりとしたオフホワイトのロングカーテンを使う事によって個性的で「画家の部屋」のような雰囲気を感じます。実用性を考えれば、床上で裁断してしまうのが普通ですが、古びたような建具と相まって空間の演出には欠かせないこだわりが効いたテイストかもしれません。「座って過ごす」空間では、ベランダの床石仕上げからも、トータルで配慮された丁寧さを感じることができます。

細かな部分まで楽しむ空間

コンクリートの天板がインパクトのあるオシャレな洗面室空間。床仕上げや壁面からは少し擦れたブロック感のあるレトロな雰囲気です。開口に嵌め込むような鏡のあるサッシにもこだわりを感じることができます。まさに、住空間を楽しむように、小さなことでも取り入れて変えていくきめ細かさが、不自然さの無いナチュラルな空間を造るのかもしれませんね。使っていく毎に味わいに深みが増しそうな住空間です。

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