お洒落で個性的!ロシアの最新家づくり

Nami Sasaki Nami Sasaki
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ロシアといえば、何が思い浮かびますか?マトリョーシカにウォッカ、バレエ。建築だと、赤の広場やロシア正教の教会が有名どころかもしれませんね。でも、一般の住宅となると、あまりイメージが湧かないのが正直なところかと思います。今回はそんな近くて遠い国、ロシアに焦点を当て、最新の素敵な家づくりを見ていきます。ロシアは実はお洒落なデザインの宝庫なのです!

厳しい冬と春の訪れ

まず初めにご紹介するのは、WOODSTONEBALIの手がけたローテーブル。木の根っこの形を生かしたデザインは、世界に一つしかない芸術品です。クリスタルガラスの天板が石ころを閉じ込める様は、まるで冬の間凍っていた池が、春の訪れとともに溶け出したかのよう。春の息吹の本当のありがたみは、長く厳しい冬を乗り越えた者にしか分からないのかもしれませんね。ロシアの自然の厳しさと美しさに思いを馳せて、大切に扱いたい至極の逸品です。

大迫力のログハウス

こちらはРоял Вудの手がけたログハウス。林業の国らしく、ふんだんに木材を使用し、丸太の側面の模様が素朴で素敵ですよね。高い天井から下がるシャンデリアは、直径2mはあろうかという大きさで大迫力。この家のアイコン的存在となっています。民芸品の細かい装飾が施された釜や、カラフルな市松模様のタイルが、ロシアらしい個性的な雰囲気を演出します。

お気に入りの家具を集めて

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こちらはAnARCHIの手がけた住宅のダイニングルーム。煉瓦風の壁紙に自転車のデコレーションが、斬新でお洒落ですよね。ダイニングチェアが全て色も形も異なり、カフェのような素敵な空間が広がります。家具は、セットになったものを買うのが王道とされていますが、このようにテーブルや椅子、ソファと好きなものを集めるのもひとつの手です。思いがけずお洒落な、個性的な空間が演出できますよ。

バーニャのある生活

寒い雪国の生活に欠かせないもの、それがサウナです。ロシアではサウナは「バーニャ」と呼ばれ、湿気が多いのが特徴。「ベーニク」と呼ばれる白樺の葉を束にしたもので身体を叩いて、さらに血行を促進させます。火照った身体を水風呂で落ち着かせた後は、付属のレストランで裸のまま食事を楽しむのだそう。自宅に専用のバーニャがあるのも珍しくないのだとか。こちらのバーニャは壁紙が蒔を積み上げたようになっていて、雰囲気満点ですよね。長い冬も、バーニャがあれば楽しめそうです。

広々ログハウス

圧倒的な吹き抜けが気持ちの良いこちらの住宅。木の家株式会社が手がけた、ログハウスです。ログハウスを日本で建てようとすると、コスト面からどうしても小さいものになりがちですが、こちらは吹き抜けや屋外の屋根付きテラス等、空間を贅沢に使っています。淡い色味の木材を使用することで、明るい雰囲気を作り出すことに成功しました。木のかぐわしい香りが漂う、憧れのお家です。

サンルームで日向ぼっこ

太陽が燦々と降り注ぐこちらのサンルーム。アイボリーと白を基調に、落ち着いたインテリアでまとめられました。冬場のロシアの日照時間は極めて短く、なんと2014年12月、サンクトペテルブルグの月間日照時間はわずか1時間だったのだとか。ロシアで暮らす人々にとって、太陽に当たることは、健康の上でもとても大切なのです。お家にこんなサンルームがあれば、冬の寒い時期でも、暖かく日向ぼっこを楽しめますよね。バーニャに並んで、ロシアでの必須アイテムかもしれません。

日本でもサンルームのある風景

こちらは株式会社山崎屋木工製作所 Curationer事業部の手がけた、リノベーション住宅。カラマツ材をふんだんに用い、ログハウス風のデザインを実現しました。寒いロシアのように暖炉が備え付けられたリビングの奥には、土間のサンルームスペースが。ガラス窓がはめ込まれた天井部分は、冬場の低い太陽高度でも、光を確実に室内へ届けます。ロシアの生活の知恵が、日本でも大活躍です。

思い切りよく

ピンクとターコイズブルーの組み合わせがポップで可愛らしいこちらのお部屋。Your royal designが手がけた、ファッションデザイナーのための仕事場です。さすがにデザイナーのオフィスだけあって、インテリアも小物もセンス良くまとまっていますね。反対色を使ってお部屋のコーディネートをしたいときは、最後まで思い切りよく色を揃えるのが大事。変に迷いが出ると、中途半端な仕上がりになってしまいます。こちらは思い切って壁紙まで大胆なピンクでまとめたおかげで、センスの良い部屋に仕上がりました。

暖炉を囲み、春を待つ

こちらは片倉隆幸建築研究室の手がけた、特徴的な形の暖炉を中心としたリビングルーム。屋根からすぽっと差し込まれたかのような取り付けかたが個性的で、面白いですよね。みんなで円になって、火に当たれるようになっています。そしてそのすぐ脇には、天窓の下に吊るされたチェアが。暖かい室内で、太陽の光を楽しみながら春を待ちわびる、ロシアの人々の暮らしが目に浮かぶようです。

お洒落に大きくなろう

淡いグレーにローズピンクのポイントカラーがお洒落なこちらの子供部屋。インテリアデザイナーのцуккиниによって手がけられました。ロシアの人気者、マトリョーシカのようなコロンとしたスタイルが可愛い動物たちの姿が壁一面に並びます。天井から吊り下げられたソファも、まるでシャボン玉のように浮遊感があって素敵ですよね。大人用の部屋としても十分通用する、センスの良いお部屋です。

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