今回ご紹介するのは、リビングに暖炉が設置され、寒い冬でも暖かくゆったりと過ごせるモダンな住まいです。高級感のあふれる洗練されたインテリアもこの家の魅力の一つとなっています。このプロジェクトを手掛けたのは東京を拠点に活動するシーズ・アーキスタディオ建築設計室です。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!
住まいのロケーションは都内の閑静な住宅地。西側にはバス通り、南側の道路の向かいには公園があるという敷地の状況となっています。住まいの建物は、地下1階地上3階建てとなっており、生活の中心となるLDKは2階に設けられています。バスが通り交通の行き来も多い道路に対しては開口を控えめにして閉じた雰囲気の作りに、南面には開口を多く設けることで公園の眺めを楽しめるようになっています。街並みに自然となじむような落ち着きのあるモダンな外観ですね。
生活の中心となるリビングダイニングの様子。リビングには暖炉が設置され、冬の寒い日は自然とここに集まり、リラックスしながら暖かく過ごすことが出来ます。暖炉はインテリアの要素としてもお洒落で、空間全体も洗練された雰囲気にまとまっています。また、リビングに設けられた地窓からは、中庭の眺めを楽しむことが出来ます。
こちらは子供部屋からリビングダイニングを見下ろした様子です。ここからは、ダイニングの横にはカウンタースペースがあり、その奥にはキッチンが設けられていることが分かります。子供部屋にいるお子様が、キッチンやリビングにいるご両親の様子をすぐに確認することが出来、また逆にご両親は吹き抜けを通じてお子様の気配を感じることが出来るので安心感を持って過ごすことが出来ますね。リビングとダイニングとの段差をソファのように利用して、寒い日は暖炉の燃える炎を眺めながら、ゆったりとくつろぐことが出来るのもポイントです。
こちらは中庭の様子。日当たりが良くシンボルツリーも植えられており、リラックスできる雰囲気が広がっています。また、建物に囲まれるように設けられているので、ちょっとした休憩スペースとして、外部の視線を気にせずに思う存分くつろぐことが出来ます。小さくても中庭空間が住まいにあるのとないのとでは、暮らしの豊かさが断然変わってくるということが分かりますね。
玄関の脇にあるドアを開けると地下へ続く階段があり、そこを降りた半地下階には書斎スペースが設けられています。広々としたデスクと、箱階段は収納としても機能し、コンパクトなスペースを有効活用していることが分かります。隠れ家のような雰囲気で、誰にも邪魔されることなく集中して仕事や勉強が出来そうですね。