石を使ったファサード5選 – 重厚感のある美しい家!

K.Matsunaga K.Matsunaga
上馬の家, 向山建築設計事務所 向山建築設計事務所 Casas modernas: Ideas, diseños y decoración Piedra
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ファサードの素材では、現在の新築住宅はサイディングを使用する家が多数を占めています。丈夫で施工性が良いのがメリットですが、オリジナル感を出すのが難しい面もあるでしょう。ファサードデザインを表現するには、サイディング以外にも塗壁やコンクリート、木など自然素材を使うと、コストは多少上がりますが表情がより豊かになります。今回ご紹介するのは、自然素材の中でも「石」を使ったファサードデザイン5選。石の重厚感を生かした美しいデザインを見てみましょう!

1.天然石と吹き付けをミックスした独創性のある家

松島潤平建築設計事務所 / JP ARCHITECTSの手がけた家のファサードは、天然石の石目と吹き付け部分が融合したデザインが目を引きます。インパクトのあるマーブル模様は重厚さがあり、さらに吹き付け部分と混じり合う雰囲気は存在感が抜群。天然石は1mmのスライスしたものを用い、平面の中で独創的なデザインを表現しています。一目見ると忘れられない家は、多くの人の記憶に残ることでしょう。本住宅については「Triton」で詳細をご紹介しています。

2.天然スレートのインダストリアルな家

うろこのようなスレートが施された、EU建築設計による家。錆のような色味と、グレーや石の色とがインダストリアルでかっこいい雰囲気を作っています。前面道路のある敷地は、1階に車を停められるスペースを設け、ステンレスカーテンで仕切られています。金属なのに柔らかな印象を持つステンレスカーテンは、光を通すときらきらと輝いてまた石の存在感を引き立てます。本住宅については「cherry」で詳細をご紹介しています。

3.桜の見える敷地に建つ、異素材の鮮やかな家

向山建築設計事務所の手がけたこちらの住まいは、細長い敷地に建つ住まいです。天然のスレートに、えんじ色の吹き付け塗装が印象的な佇まいに、格子が調和するアクセントを加えます。桜が前面に見える恵まれた環境にあり、テラスから眺める満開の桜は格別です。重厚感のあるスレートの表情と、えんじ色の古風な組み合わせはまるで料亭やレストランのような趣も感じる家に仕上がりました。本住宅については「ユニークな敷地に建つ家」で詳細をご紹介しています。

4.モダンでインダストリアルなアトリエのある家

グレーにホワイト、ブラックとモノトーンカラーでコーディネートされたこちらの家は、SAKURAYAMA-ARCHITECT-DESIGNによって手がけられました。モダンで大人の雰囲気を感じる組み合わせに、グリーンがよく映えます。モノトーンカラーのポイントになっているのが、石目調の部分です。ムラのある色味に長方形が素材感のあるポイントとなり、単調になりがちなトーンをランクアップさせる演出をしています。同系色にアクセントの素材を加えることで、上品でモダンなデザインとなりました。本住宅については「コントラストの効いたモダンなアトリエハウス」で詳細をご紹介しています。

5.積み上げたような石リズムが美しい二世帯住宅

NSTUDIOの手がけた、透かし積みの石が美しい二世帯住宅。美しく積み上げられた石はグラデーションを作るような隙間とガラスとのコラボレーションにより、高級感あふれる、まるで美術館のような佇まいを見せる仕上がりです。2つの大きさが異なる建物に、ガラス張りのエントランス。夜になると透かしたガラスの部分から明かりが漏れ、幻想的な夜景となります。素材の特性として重厚感があるにも関わらず、ガラスのぬけ感が圧迫感を持たず軽やかな印象です。本住宅については「環境の良さを生かした自然を感じる2世帯住宅」で詳細をご紹介しています。

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